鮎 ― 2007年06月13日 18時37分57秒
東海地方の河川も鮎漁の解禁が各地ではじまった。終戦後の頃は生活に追われていて鮎釣りなんて川の近くの人か、よほど生活に余裕のある人の趣味だったと思う。その後生活に余裕が出てきてアウトドアーブームとともに鮎の友釣りも盛んになってきた。20年ほど前40尾50尾もの釣果はあたりまえの話であった。その後釣り人の増加もあるが。山の木は雨水をよく蓄える落葉樹から保水の少ない杉や檜など針葉樹の植樹が盛んになり、最近ではその山の管理も行き届かなくり降った雨はいっきに山を下るようになってきた。河川もコンクリートの護岸で固められるようにな川水は早くなってしまった。一旦雨が降ると川の水は一気に河口まで流れ、雨が止むと川の水位は下がり流れが無くなるようになったため鮎の餌である藻が石に生える環境が少なくなった。年寄りの釣り人に聞いたところによると昔の川の流れはもっと穏やかで年中平均であったとのこと、鉄砲水が少ないから川床の石も流れ方もほとんど永年変わることは無かったとのこと。鮎の生きる環境にはまだまだ悪い事が多くある。山間部に出来たスキー場、ゴルフ場などの観光施設などで排出される排水、農薬、など、河口に出来るダム、増える川鵜。山から海への川の流れは鮎だけでなく他の生物や植物、海の生物にも関わる事だと思います。
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